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指導者養成講座秋 応用編 1日目

指導者養成講座秋 応用編 1日目

座学の後は実践のワークへ。 レッジョだけでなく、色彩心理学等等も基盤にした多角的な視野で語られる石井先生のお言葉には学びや発見がたっぷり詰まっています。

ワークの実践!

ワークの実践!

いよいよ実践の場で学びを深めるワークの開始です。今回は2グループに分かれ、同じテーマの元方法を変えて取り組みます。こちらのチームは、大きなライトテーブルを用いてます。

実践の様子・・・

実践の様子・・・

始めはなかなか考えていて動かなかった手も、動かし始めるとすぐに止まらなくなり、「楽しい!」「気持ちいい!」の声があがります。子どもが楽しむには、まずは大人から楽しまなきゃ!ですね。

実践の様子・・・

実践の様子・・・

グループワークの様子

グループワークの様子

グループでつくるとそれぞれのアイデアがつながり、作品も広がりを見せます。言葉がなくとも、表現で対話が行われています。

OHP登場!

OHP登場!

もう一方のチームは、OHPを使って、透過性のある素材を組み合わせて壁に投影していきます。近年はあまり教育現場でお見かけしなくなってきているOHPですが、とても魅力的な活用ができます。

素材の探究

素材の探究

探究心、好奇心が掻き立てられる中、まずは様々な素材と対話します。

作品ご紹介1

作品ご紹介1

作品ご紹介2

作品ご紹介2

019.jpg

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グループワークの様子

グループワークの様子

どのようにアイディアを共存させ、ひきたて合うか・・・素材との対話の後は、グループ内で他者と自己の対話から作品を生み出します。

グループ作品の発表風景

グループ作品の発表風景

フィルターのアイデアにより、時間や場のイメージが追加されていました。

探究心を刺激しつつ・・・

探究心を刺激しつつ・・・

準備されている素材、道具の可能性を様々な視点から試します。 素材や手法の探究は、制作者だけではなく指導者にとっても大切な要素であることを体感したところで、1日目は終わりました。

1、2時限目

指導者養成講座秋 応用編2日目

指導者養成講座秋 応用編2日目

座学の後は実践です。最終日のワークは、粘土を使います。粘土板も建築廃材であるタイルを裏返して使用。道具も粘土用ではなく、調理器具であったり。ここにも創造的なアイデアがあり、楽しいですね。

素材との対話から

素材との対話から

五感を使った対話から、それぞれイメージが広がります。

いよいよドキュメンテーション!

いよいよドキュメンテーション!

制作チームとドキュメントチームに分かれ、ドキュメントチームは文字と写真で記録をしてゆきます。ドキュメント用のボードは、廃材の本棚の仕切り板。廃材も有効に利用します。

制作中・・

制作中・・

自己を掘り下げつつ、他者との対話をしながら制作が進んでゆきます。 黙々と制作される方、様子を見ながら何を作ろうか考えて制作される方、楽しく会話をしながら進める方など様々です。

作品の様子

作品の様子

作品展示の様子

作品展示の様子

作品が完成し、展示をします。展示には、会場にある様々な素材も加り組みに柔軟さが生まれました。それぞれのアイデアが共生し、展開を見せています。

作品1

作品1

作品2

作品2

作品3

作品3

お昼ごはん

お昼ごはん

昼食の時間もワークの一部分、ということでみんなでピザを食べました! 食事を共有すると、距離が縮まりますね。

ドキュメンテーション作成

ドキュメンテーション作成

午後に入り、最終のワークへ。

ワークの様子

ワークの様子

写真の選択、誰に伝えたいか、どのように見せたいか。なかなか大変な取り組みです。

ドキュメンテーション完成

ドキュメンテーション完成

完成したドキュメンテーションを見て、意見交換中。伝えたい思いや見せ方のアイデアも人それぞれ。複数のメンバーでドキュメントをまとめることで、他者との価値観の差異や自らが大切にしている思いへの気付きがあり、新しい知覚と向き合う機会になりました。ドキュメンテーション、奥が深いです。

最後のシェアタイム

最後のシェアタイム

講座終了後、有志で座談会。 子どもたち、そして日本の将来の姿をどのようにしてゆきたいか、今後の課題や悩みなどを話し合いました。 今日みなさんと共有した思いと体験が子どもたちに届くように・・・!2日間、濃密すぎる時間を参加者の皆さんと過ごせたことに感謝をこめて。

3、4時限目

応用編受講生のことば(一部抜粋)

 

■講座感想

・基礎講座に引き続き、大人が変わらなければ、子どもには良い保育ができないことを実感できました。(R・M)

 

・ドキュメントをとり、ドキュメンテーションをつくるグループワークを通じて、レッジョのアプローチが本当に決まったものではなく、目の前の子どもたちに即して変化し続けているものなのだということを感じました。この講座を受けなかったらこの大きな経験をすることはできなかったので、たいへん満足しております。(H・K)

 

座学、実践の両方がとてもバランスよく取り入れられていました。実際に子どもたちやレッジョの様子が夏編以上に具体的に見て学ぶことができました。また実践の中ではレッジョの教育の要であるドキュメンテーションもあり、大変興味深いものでした。(Y・S)

 

・自分では気づかないところに目を向ける皆さんに1つ1つ感動を覚えた。また記録を取っていた人から細かいやり取りや私の性格が出ていたところまで指摘されたり、やっていると気づかなかったことまで教えてもらい感動を超え、凄いとしか言いようがなかった。皆さんとの出合いを心から嬉しく思った。このようなワークをする意味が、ここにあるのだなあと実感した。(人との関わり会うことの凄さなど)(K・M)

 

・ イタリアのレッジョエミリア幼児学校についての文献だけではわからなかった、石井先生の実体験に基づくアート体験を私自身がする事で、どの様な学びを子ども、教師、親にもたらすことができるのかを実体験を通し考え、まだまだ一部ではありますがレッジョ教育の魅力を知ることができました。(S・K)

 

 

■基礎編、応用編を通じて一番印象に残ったこと

・自分の作品を言葉にして説明することで自分で無意識に行っていた表現活動が、自分の気持ちや想いを整理することができました。人の作品を知ることは、人の物事の捉え方、感じ方が違うのだと思いその人らしさがとても現れる教育だということが印象的でした。(S・K)

 

 

■学んだことをどう生かしたいか

・ 日本の自然、日本の風土に合う子どもたちの表現の場や環境、素材を準備していく。日本の美しい色や伝統文化をプロジェクトの表現の中に取り入れてみたい。(E・K)

 

共同作業の中で、自分の関わり方で出来上がるものが変わり、得る経験が変わるということを感じました。これは、生きていく全ての場面で同じことが言えると思います。自分が関わる全ての人やものや事がらをしっかりと見て感じて対話する、そのように生かしたいと思います。(H・K)

 

子どもたちの心の動きを感じることは、表現活動にとどまりません。外界からの刺激から子どもたちが反応する。目に見えるものと目に見えないものが必ずある子どもたち。どちらかというと目に見えない側にある子どもの学びや成長を見落とすことの無いよう接していきたいと思います。(Y・S)

 

 

■応用編を経て以下の項目に対する考えに変化がありましたら教えてください。

 

②どのような指導者になりたいか

・一人一人に寄り添い、成長を見守る存在でありたいです。ドキュメントをとった時に石井先生から「自分が見られていると感じることは、子どもにとって安心感になるのでは」というお話を聞き、自分の経験を思い出しました。以前、懸命に取り組んでいたことがあり、それが上手くいっても失敗しても誰にも見られていないと感じた時、とても辛く思いました。また、指導者の理想を追ってしまったとき、それが自分の理想とどんなに近くても、次第に自分が何を感じているのかわからなくって途方に暮れました。そういうこともあり、一人一人を見つめて、彼らを操作しない存在でありたいです。(H・K)

 

・その刺激から子どもたちが様々な活動を展開し、また互いに刺激し合い共感し合いながら学びを進めていく。子どもの感性を認め子どもらしい表現を楽しむことのできる提案者であり、共感者であり目撃者でありたい。

その中では、きっと私自身も成長でき、変化し続けていくことができるような気がする。子どもであっても大人であっても、変化していく明日の自分に期待できる人間として、子どもに関わりたい。(Y・S)

 

③どのような学校(保育園、幼稚園含む)が理想か


 ・日本の教育のように、大人の都合で学ぶ分野や、範囲が決まるっているのでなく、子どもの知りたいや、学びたい気持ちに沿った教育展開をする教育になれば子ども自身が勉強する楽しさを知り今より積極的に学ぶ姿勢が見られるようになると思い、そのような教育が理想であると考えます。そして自分の価値基準から外した柔軟な思考のできる指導者を目指したいと思います。(S・K)

 

・大人が答えを出さない、強制しないような指導法、そうすることにより子どもたちの独自性、豊かな想像力が養えるように関わっていきたい。また、結果ではなくプロセスが大切だということを保護者1の皆様にも理解してもらえるよう、ドキュメントを活用して伝えていきたいです。(R・M)

 

 

 

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